グレイス・チャペルに設置されたパイプオルガンを用い、学外にも開かれた本格的な演奏会「チャペルコンサートシリーズ」が2018年度より開催されています。
多くの制限を受けた3年の月日を経て、今年度はようやくコロナ前の開催形式に戻して実施できることになりました。
restart ～新たな出発～　をテーマに、1学期に2公演、3学期に1公演の計3公演、多彩なプログラムのコンサートを予定しています。
多くの方のご来場を心待ちにしています。
入場無料、事前申込不要です。

Vol.1 restart ～新たな出発～
ヴァイオリン×オルガン
デュオコンサート
2023年6月23日（金）18時30分開演（18時開場）
ヴァイオリン：中村　公俊
オルガン：佐川　淳

メロディー、リズム、ハーモニーを一切廃した20世紀オルガンの名作、リゲティの『ヴォルーミナ』とバッハの不朽の名作『シャコンヌ』が、オルガンとヴァイオリンの全く異なる音世界を聴かせ、やがて2つの楽器が対話を始めつつ響きを合わせていくプログラム。オルガンとのデュオで奏でるダイナミックなヴィターリの『シャコンヌ』、エストニアの作曲家ペルトの繊細で神秘的な音の世界も聴きどころです。

演奏曲目
ヴォルーミナ / G. リゲティ
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータニ短調よりシャコンヌ　/ J.S. バッハ
鏡の中の鏡　/ A. ペルト
シャコンヌ　/ T.A. ヴィターリ

Vol.2 オルガンソロコンサート～クラシックから新しい世界へ～
2023年6月25日（日）15時開演（14時30分開場）
オルガン：浜屋　恵（ベルリン）

古楽から現代音楽まで幅広いレパートリーを持つドイツベルリン在住のオルガニスト、浜屋恵が披露する色彩豊かなプログラム。オルガンの王道曲からピアノ曲、チェンバロ曲のオルガン編曲版、ミニマルミュージック、邦人作曲家の作品など、様々なジャンルのオルガン音楽を紹介します。グレイス・チャペルのオルガンの魅力を最大限に引き出し、瞑想的な響きから圧倒的なサウンドまで多彩な音世界へ聴くものを引き込みます。

演奏曲目
ジーグ風フーガ　ト長調　/ J.S. バッハ
音楽時計のための幻想曲　ヘ短調　KV608 / W.A.モーツァルト
Rain Dreaming 「夢見る雨」　/ 武満徹
オルガンのための前奏曲　「焔の幻影」/ 西村朗　ほか