校祖 新島 襄
同志社は1875年(明治8年)新島 襄によって創立された、キリスト教主義の学校です。
「一国の良心ともいうべき人々を育成する」ことが新島襄の願いです。キリスト教を徳育の基本として、知育、体育にもすぐれ、個性豊かな良心を手腕に運用する人々を世に送り出すことに努めています。
新島襄は1つの私立学校の創立者であったばかりでなく、明治という日本近代化の流れの中でキリスト教精神に基づいた指導的な思想家でした。
キリスト教主義教育の理念
「良心」を育むために教育の礎としたのが、このキリスト教主義教育です。新島 襄は「神を信じ、真理を愛し、他者に対する思いやりの情に厚いキリスト教に基づく徳育」こそが、知識教育に偏ることのない全人教育には必要であると考え、キリスト教を徳育の基本としました。
以来、同志社ではキリスト教の精神に基づき「朝の礼拝から始まる学校生活」の中で、愛と真理と正義を学び、与えられた生命(いのち)を生かし、「良心を手腕に運用する」人間が育つ教育が、受け継がれています。
良心の碑
「良心之全身ニ充満シタル丈夫ノ起リ来ラン事ヲ」
その思いを、新島襄の筆跡のまま刻んだ碑が、この「良心の碑」です。
この言葉は1889年(明治22年)11発23日、新島襄が一学生に(横田安止、当時普通学校5年生)に与えた書簡の一部で、同志社教育のかなめとなる目的を表しています。
「良心の碑」は同志社大学はもちろん、この同志社中学校・高等学校のキャンパスにも存在し、今も生徒達に新島襄の建学の思いを語りかけています。